この記事でわかる事は?
DIYでトイレ換気扇の交換のやり方がわかります。
どの種類に対応する?
トイレ換気扇(パイプファン)が対象です。
トイレ換気扇はDIYで出来る?
結論から言うと、手順がわかれば、DIYは可能です!
ただし! 電源直結式は電気工事士資格を保有者でないと作業不可です。
基本的な流れ-取り外し
- 換気扇が繋がっているブレーカーを落とす(スイッチを入れても動かない事を確認)
- 換気扇のカバーを外す(大体外れる様になっています)
- ビスが四隅に4箇所にあるので、それを外す
- 手前に引っ張って換気扇を少し取り出す
- ダクトと接続しているテープを取る
- ダクトを外す
- 電源のケーブルを抜く
基本的な流れ-取り付け
- 電源のケーブルを挿す
- ダクトを入れる
- ダクトと換気扇のつなぎ目にアルミテープを巻く
- 壁に押し込む
- ビスを四隅に打ち込む
- カバーをする
- 試運転
使用工具
取り付けには、下記の工具を使用します。
プラスドライバー、マイナスドライバー:プラスはビスの脱着に使用。マイナスは電源ケーブルを抜く際に使用。もし使い慣れた電動ドライバーがある場合はそれを使用すると楽に作業出来ます
アルミテープ:換気扇とダクトを接続するのに使用
脚立・踏み台:高所に手が届く様に使用※安定している物を使用する
故障のパターンと原因
トイレ換気扇は、あまり高価では無いので、故障した場合は買い替えが基本となります。
故障自体も音が大きくなったか、全く動かなくなったかで、毎日使用しているので経年劣化による物がほとんどです。
取り外し手順
換気扇がつながっているブレーカーを落とす
換気扇に電気が流れない様に最初にブレーカーを落としましょう。
いくつか並んでいる子ブレーカーに「トイレ」だったり「換気扇」だったり記載があればそれを落とす。
スイッチを入れても動かない事を確認したらOKです。もしまだ切れていない場合は繰り返し探してみるか、左側にある主幹ブレーカー(大元)を落とすのが手っ取り早いですが、家電が全てリセットされてしまうので、それでも問題無ければとなります。
ブレーカーを落とさないで作業するのは大変危険なので、絶対にやめましょう。
換気扇のカバーを外す
換気扇にはカバーが付いているので、それを外します。大体引っ張れば外れる様になっているのでよく見てみましょう。
四隅のビスを外す
カバーを外すと、換気扇本体を壁に固定しているビスが見えるはずです。全て外しましょう。
手前に引っ張って換気扇を取り出す
ビスが外れたら、本体を少し手前に引っ張ってみましょう。
まだダクトや電源ケーブルが繋がっているので、それらを外せる様に手前に動かします。
ダクトに接続されているテープを取る
ダクトにはほとんどがアルミテープで固定されています。端の部分から剝がすか、ダクトと換気扇の境目にマイナスドライバーなどでこじって切り離してあげても良いです。
ダクトを外す
ダクトからテープが外れたらダクトを抜きましょう。中に接着剤が付いている事もあるので、その場合はすき間にマイナスドライバーをさしこんで切る様にして接着剤の粘着を剥がしていきます。
電源ケーブルを抜く
本体に電源のケーブル白、黒の2色が刺さっているので、抜きましょう。
そのままだとロックされていて抜けません。線のささっている付近に解除するボタン状のものがあるので、そこをマイナスドライバーなどで押しながら抜いてあげましょう。ロックやボタンが固い場合もあり、空中なので少し苦労するかもしれません。
取り付け手順
取り付け手順は基本的に取り外しの逆の事をするだけです。
電源のケーブルを挿す
取り外しとは違い今度は差し込むだけです。電線の剥き代には機種より指定があるので、問題が無ければ奥までしっかり差し込みます。
ダクトを入れる
ダクトを換気扇に差し込む
アルミテープを巻く
ダクトと換気扇のつなぎ目にアルミテープを巻いて固定します。
この時ダクトがあまり根本まで深くささった状態でテープを巻かない様にします。そうしてしまうと換気扇本体にはほとんどテープが当たらなくなるので、粘着力がありません。数センチ換気扇本体にもアルミテープの巻き代を作って巻きましょう。
壁に押し込む
壁に換気扇を押し込みます。電源やダクトが干渉して入っていかないする事がありますので、その場合はテープの巻きすぎや電源の取り回しなど干渉している箇所が無いか確認します。
ビスを四隅に打ち込む
四隅をビス止めしましょう。前の機種と全く同じ位置の事も、若干合わない事もあります。
カバーをする
本体カバーをはめる
ブレーカーON、試運転
ここまでで取り付けは完成、あとはブレーカーを入れて問題無く作業しているかチェック。
まとめ
トイレ換気扇は一家に2,3台と同じ物が付いている事が多く、同時期に調子が悪くなる事もあります。
換気扇が壊れるとうるさかったり、換気が出来なくなって不便ですよね。
部品代はあまりしないので、調子が悪い換気扇があったら是非DIYにチャレンジしてみてください。
最初にも書いた通り電気工事士の資格が無い方は絶対に作業しないでください。