基礎知識

【インパクトドライバー】どれがいい?DIYにおすすめ機種の紹介

この記事では、DIY目的で用途に合わせたおすすめのインパクトドライバーを紹介しています!

この記事はこんな方向け

  • どのメーカーがいいかわからない
  • どの機種がいいかわからない
  • DIYに向いているインパクトドライバーが知りたい
モル夫
モル夫

全然わかんね

※そもそもインパクトドライバー自体の使い方がわからない、それ何?という方は別記事にしているのでこちらをご確認ください!▼▼

この記事でわかること

  • スタンダードのおすすめ機種
  • コスパの良いおすすめ機種
  • 多機能なおすすめ機種
  • 取り回しの良いおすすめ機種
  • コンパクトなおすすめ機種

読めば自分に合ったインパクトドライバーがわかるようになりますので、参考にしてみてください。

モル夫
モル夫

それだよそれを求めてたよ

おすすめのインパクトドライバーのメーカー

最初に言ってしまうと、メーカーとしておすすめなのはマキタです。

その理由は、やはりシェアがNO.1であり、商品ラインナップも充実していて日本中どこでも本体や関連部品も入手できるからです。

一度購入したらバッテリーの使いまわしも可能なので、あえてDIY用で他のメーカーを選択する必要はないかなという考えです。

ただし、各メーカーで違った特徴もあるので、それが自分の用途にマッチしていればもちろん他のメーカーでもアリです!

最初に知っておきたい予備知識

インパクトドライバーを選ぶのに、事前に知っておきたい予備知識があります。

同じメーカーでもDIY用とプロ用のモデルがある

同じメーカーでもDIY用とプロ用のモデルが発売されています。主耐久性、精度、価格の面で違いがあります。

価格はおよそ3、4倍程度プロ用の方が高いです。

バッテリーとコード式

インパクトドライバーには家庭用電源にコードで接続するコード式と、バッテリーで動くバッテリー式があります。

バッテリーには、同じバッテリーを使用する機種であれば使いまわしが出来ます。

バッテリーの電圧と形状について

バッテリーには電圧、形状の違いがあります。

マキタで言うと、40V、18V、14.4V、10.8V、7.2Vの電圧の違いがあってそれぞれ専用のインパクトドライバーが必要です。

詳細記事

※予備知識について、下記記事で詳しく解説しているので、ご覧ください。↓

インパクトドライバーメーカー紹介

次に、主要メーカーの紹介をしていきます。

最初に言っておくと、基本的なインパクトドライバーの性能はDIYレベルでは違いを感じるのは難しいです!

例えば、このメーカーのインパクトドライバーは使えない!というのは無いと思っていいです。

なので、

  • ブランドイメージ
  • デザイン
  • 価格
  • ラインナップ数(バッテリーの使いまわしを考えて)

というポイントでメーカーは考慮すると良いかもしれません。

マキタ

  • 国内トップシェア
  • ラインナップ最大
  • DIY用も充実

Hi-KOKI

  • 国内2番手
  • ラインナップやや多い
  • DIY用もやや充実

Panasonic

  • ブランドは有名
  • プロの電気設備系に特化されているイメージ
  • DIY用はあまり充実していない

RYOBI(京セラ)

  • 近年京セラ社に買収される
  • DIY用で販売される事多し

BOSCH

  • ドイツ製で世界で高いシェア
  • 質実剛健なイメージ
  • DIY用も充実

DeWALT/BLACK+DECKER

  • 世界でトップシェア
  • ラインナップ最大
  • DIY用も充実(BLACK+DECKERブランド)

詳細記事

※メーカーに関しては下記の記事で詳しく解説しているので、ご覧ください。

DIYにおすすめインパクトドライバー

ここから、DIYにおすすめのインパクトドライバーを紹介してきます。

基本的にはマキタ製品の中からおすすめジャンル毎のまとめとなっています。

また、DIY用ラインナップとプロ用ラインナップで比較もしているので、価格や性能でも見比べる事が出来ます。

ハイパワーモデル:これを持っておけばパワーは十分!

まずはマキタからハイパワーモデルとして、18Ⅴのおすすめ機種です。

長いビスも扱うし、数もたくさん打つ、とにかくパワーのあるモデルが欲しい!という方にはこちらがおすすめです。

ただし、初めて使う場合はそのパワーに翻弄される可能性があるので、よく練習して飼い慣らしてくださいね。

DIYモデル

  • トルク:155N/m
  • 質量:1.3kg(バッテリ含む)
  • 全長:143mm
  • バッテリ容量:1.5Ah
  • 充電時間:約35分
  • 回転数:0~2,500[回転/分]
  • 打撃数:0~3,000[回/分]
  • 1充電あたりの作業量:約190本[木ねじ締めφ4.3×65mm]

プロ用モデル

  • トルク180N/m
  • 質量:1.5kg(バッテリ含む)
  • 全長:119mm
  • バッテリ容量:6.0Ah
  • 充電時間:約40分
  • 回転数:0~3,600[回転/分]
  • 打撃数:0~3,800[回/分]
  • 1充電あたりの作業量:約550本[木ねじ締めφ4.3×65mm]
  • 「楽らく4モード」[木材モード・ボルトモード・テスク(厚板)モード・テスク(薄板)モード]+打撃モード4段階切替

DIY用プロ用の比較結果:比較してみると、基本性能は全てがプロ用が勝っていますが、バッテリーの容量が小さい分、質量と充電時間はDIY用が勝っています。プロ用はコンパクトでパワフル、さらに長時間作業が出来るといった感じですが、価格差は約3倍です。

スタンダードモデル:迷ったらこれ!

次にスタンダードモデルとして14.4Vのおすすめ機種です。

ほとんどの作業を難なく行え、最もバランスが良いと言えます。

DIYモデル

  • トルク:145N/m
  • 質量:1.2kg(バッテリ含む)
  • 全長:143mm
  • バッテリ容量:1.5Ah
  • 充電時間:約35分
  • 回転数:0~2,700[回転/分]
  • 打撃数:0~3,000[回/分]
  • 1充電あたりの作業量:約130本[木ねじ締めφ4.3×65mm]

プロ用モデル

  • トルク175N/m
  • 質量:1.4kg(バッテリ含む)
  • 全長:115mm
  • バッテリ容量:6.0Ah
  • 充電時間:約40分
  • 回転数:0~3,400[回転/分]
  • 打撃数:0~3,600[回/分]
  • 1充電あたりの作業量:約430本[木ねじ締めφ4.3×65mm]
  • 「楽らく4モード」[木材モード・ボルトモード・テスク(厚板)モード・テスク(薄板)モード]+打撃モード4段階切替

DIY用プロ用の比較結果:こちらもプロ用がほぼ全て上回りました。ただしDIYモデルもかなり性能の部分では健闘しているので、その価格差を考えるとDIY用はかなりコスパは高いかもしれません。しかも先に挙げた18ⅤのDIY用モデルにもかなり性能が近いに関わらずこちらの方がかなりお安くなっているので、18Ⅴと14.4VのDIYモデルで迷ったら14.4Vにしておくと良いかもしれません。

取り回しの良い機種:重い工具はちょっと自信がないという方に

次は取り回しの良い10.8Vモデルを紹介します。14.4Vよりパワーは劣るものの、十分実用範囲内に収まっています。

なにより本体か小さめで軽いので、腕力に自身の無い女性の方などにおすすめと言えます。

ちなみにこの電圧ではDIYモデルがラインナップされていません。

そして、同じ10.8Vでもバッテリーの形状が円筒状の従来型とスライド型の新型モデルがありますので、その2機種で比較をしました。

従来モデル

  • トルク:90N/m
  • 質量:0.92kg(バッテリ含む)
  • 全長:155mm
  • バッテリ容量:1.3Ah
  • 充電時間:約50分
  • 回転数:0~2,400[回転/分]
  • 打撃数:0~3,000[回/分]
  • 1充電あたりの作業量:約170本[木ねじ締めφ4.3×45mm]

新型バッテリーモデル

  • トルク110N/m
  • 質量:1.0kg(バッテリ含む)
  • 全長:108mm
  • バッテリ容量:1.5Ah
  • 充電時間:約22分
  • 回転数:0~2,600[回転/分]
  • 打撃数:0~3,500[回/分]
  • 1充電あたりの作業量:約110本[木ねじ締めφ4.3×65mm]

2機種の比較結果:結果として、新型バッテリーモデルがほぼすべての面で上回った結果となりました。最近開発されたので当然といえば当然ですが、約半分のバッテリー充電時間と、108mmとコンパクトなボディが魅力です。ただし価格差が1.7倍程度あるのがネックです。従来モデルも必要十分な性能がありながら、かなりお手頃価格になっていて、そのコスパは魅力的です。(ちなみにバッテリー電圧の比較動画で使用している10.8Vはこちらの従来型の方です)

コンパクトモデル:圧倒的なコンパクトを求めるならこちら

最後に最もバッテリー電圧の小さい7.2Vモデルの紹介です。大きなパワーはなく、ハードな作業には期待できないものの、その圧倒的なコンパクトさが一番の魅力です。

ペンインパクト

  • トルク:22N/m
  • 質量:0.54kg(バッテリ含む)
  • 全長:144mm
  • バッテリ容量:1.0Ah
  • 充電時間:約30分
  • 回転数:0~2,300[回転/分]
  • 打撃数:0~3,000[回/分]
  • 1充電あたりの作業量:約250本[木ねじ締めφ3.1×25mm]

7.2Vモデルには、比較対象が無いため1モデルの紹介です。実際は後継機種が若干性能アップして出ているのですが、大差がないのと価格が旧モデルの方がお手頃なのでこちらの紹介をしています。

性能を見てみるとトルクは22と今までの機種よりかなり小さくなっているものの、重量が540g(りんご2個分)とかなり軽くなっていて、ボディもコンパクトで工具箱などにもそのまま入ってしまうサイズです。小さいビスやネジしか取り扱わず、場所を取らない方が良い場合にはおすすめのチョイスです!

ただし30㎜以上などのビスの締め付けは時間がかかるので、そういった用途に多様する場合は10.8V以上の機種がおすすめとなります。

多機能モデル

こちらは今までのモデルとはちょっと違い、インパクトドライバー以外の機能をもったマルチな機種の紹介です。

他の工具も買い足そうという予定はあるけれど、用途ごとに色々買うのは大変だし、場所も取るので嫌、という方にはおすすめとなります。

マルチツール

こちらはブラックアンドデッカー(BLACK+DECKER)のマルチツールという製品です。

DIYでよく使う5つのツールに変化する、他には見られない工具です。

インパクトドライバーはもちろん、先端のヘッド部分のみ交換する事で、ドリルドライバー・丸ノコ・ジグソー・マルチのこぎりに変身する事が出来て、木材の切断、穴開け、ネジ締めがこれ1台で対応出来るので、DIYの様々な場面で活用出来ます。

たくさんの工具を集める必要も無くなり保管スペースも節約出来ます。

DIYをこれから始めようという方にはおすすめの1台となります。

4モードインパクトドライバー

こちらはマキタの4モードインパクトドライバーです。

通常のインパクトドライバー機能に加えて、上部についたスイッチの切り替えるで、さらに下記の3モードで動作をする事が出来ます。

  • 打撃の無いドリルモード(打撃したくない穴開けに使用)
  • 打撃の無いドライバーモード(繊細なビス締めなどに使用)
  • 振動ドリルモード(コンクリートなど、固い所への穴開けに使用)

正直これらの機能が何が違うかわからない場合にはおすすめではありません。こちらはあくまでプロ用のラインナップなので、玄人向けの少しニッチな商品になっています。

ただし、ある程度やりたい事がわかっていて、通常のインパクトドライバーに物足りなさを感じている方にはおすすめのモデルです。

まとめ

今回はDIYにおすすめのインパクトドライバーを紹介しました。

インパクトドライバーと一口に言っても、どんな違いがあるのか正直よくわかならくて迷ってしまう方も多くいると思います。

今回の記事を参考にしてもらい、自分にあったインパクトドライバーをゲットしてみてください。

インパクトドライバーを手に入れるとDIYのレベルが一気にアップするので、より楽しく出来る事が増えると思います。

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