この記事でわかる事
DIYでカーテンレール取り付ける方法がわかります。
どの種類に対応する?
ベーシックなカーテンレールが対象です。※他の物も応用で対応可能です。
カーテンレールの取り付け方

基本的な流れ
- 取り付け場所に合わせてカーテンレールの長さを決める
- (カーテンレール自体を購入する)
- 取り付け場所に下地があるか調べる
- 傾きが無い様に取り付け位置を決める
- ビスで固定する
気を付けるべきポイントだけおさえれば、結構やる事はシンプルです。
慣れたら一人でも出来ますが、最初は二人がかりでやる事をおすすめします。
使用工具
取り付けには、下記の工具を使用します。
メジャー:長さを測るのに使用

プラスドライバー:ビスを止めるのに使用。※ドライバーには大きさがあります。大体のビスは2番の大きさですのでそれを選択しましょう。もし使い慣れた電動ドライバーがある場合はそれを使用すると楽に作業出来ます

下地探し:ビスを打ち込む場所が石膏ボードの場合、下地があるか探すのに使用。

鉛筆:取り付け位置を印付けするのに使用。※跡が残っても良い場合は使いやすい

マスキングテープ:取り付け位置を印付けするのに使用。※少し手間がかかるが跡が残らない

脚立・踏み台:高所に手が届く様に使用※安定している物を使用する

手順
カーテンレールの長さを決める

取り付ける場所に合わせてカーテンレールの長さを決めましょう。
よくカーテンレールを取り付けるのは窓ですが、その場合窓の横幅より長くする必要があります。
窓の幅ぴったりの長さにしてしまうと、すき間から明かりが入ってしまうので、片側10センチ前後長くしましょう。
窓の横幅+20センチ=カーテンレールの長さ
カーテンレールを購入する
測定した長さに合うカーテンレールを購入します。
既製品ではピッタリ合う事は無いかもしれないので、その場合どこかに干渉するなどの問題がなければ少し大きめで大丈夫です。
レールをカットして調整する方法もありますが、DIYではそこまでやらなくても良いかもしれません。
しかも、スライドして長さ調整出来る物も売られているのでそちらの方が簡単です。
取り付け位置に下地があるか調べる
カーテンレールを取り付けは多くの場合、壁紙の張ってある壁にになりますが、そこに下地があるかを調べます。
※取り付け場所が木製の壁や窓枠の場合はこの手順は不要です。
現在の住宅の壁はほとんどが石膏ボード製となっています。

石膏ボードは断熱や使い勝手の良さから、現在の住宅では壁の材料に標準的に使用されています。
ただし、カーテンレールの取り付けに関しては問題があり、石膏ボード自体にはビスがしっかり固定出来ません。
石膏ボードはその名の通り石膏で出来ており、表面を専用の紙で包まれています。

板の状態での面の力には強いが、ビスを刺すなど局所的な力に関しては強くなく、崩れてしまいぐらつきがあったり力をかけると抜けてしまいます。
そこで、必要になるのが下地探しです。石膏ボードにビスは効かないので、裏にある木製の柱を探し出して、そこに対してビスを打ち込んで強度が確保します。

下地の位置がわかったら、その位置を全て鉛筆かマスキングテープで後でわかる様に印をしておきます。
取り付け位置を決める
カーテンレールをあててみて、下地の印をした所に、カーテンレールのビス止め位置が合うか確認していきます。

もし合わない場合は、レール内にある固定ビスを緩めると左右に動かせる様になるので、合う位置に移動してあげます。
また、カーテンレールを水平に取り付ける為に、縦方向の位置を決めしましょう。
たとえば窓枠や壁の端からビスを打つ箇所まで10センチ、と統一しておいて、全ての箇所に印をしておけば水平にすることが出来ます。
ビスで固定する
あとはいよいよビス止めをしていくだけです。ここまでの手順がしっかり出来ていれば、スムーズに進むと思います。
右か左の端から、位置決めをした所にビスを打ちましょう。カーテンレールを空中で持っているのが辛くなければそのまま固定していってOKですが、もし持っているのは厳しそうでしたら、カーテンレールは一旦置いておいてビスだけ先に打ち込みます。
最初の石膏ボードはやわらかいですが、下地に当たると回すのに力が必要になるので頑張って打ち込んでください。
注意点として、あまり力を込めすぎてドライバーがビスから外れると、そのままの勢いでドライバーが刺さり壁に穴を開けてしまいます。手をビスの周りに添えてあげるか、ゆっくりじっくり締める様にしてください。
もし、下地に当たった感覚が無く、ビスがぐらついたり、いくらでも回る感じがしたら下地の位置がずれていますのでもう一度下地探しをしてください。
問題なく一つ目のビスが打てたら、そのまま二つ目以降のビスを打っていきます。ビスだけ先に打っている場合は2カ所が終わったら持っていなくでも落ちないのでカーテンレールを付けはじめて大丈夫です。
まとめ
カーテンレールの取り付けのポイントはとにかくしっかりと下地に効くかになります。
下地探しという工具はなかなかお持ちではないと思いますが、価格もお手頃なのでこの機会に一つ持っておくとDIYにも重宝します。
過去にDIYでカーテンレールを付けたが、落ちてきてしまったという方がいたら、それは石膏ボードにしかビスが効いていなかったのだと思われますので、それも今回の手順で修復して頂ければと思います。
最初にも書きましたが二人で作業した方が圧倒的にラクですので、誰かに協力を募ってやってみましょう。