この記事では、エアコンの冷房機能を使って、洗濯物を乾かすついて解説をしていきます。
この記事をご覧になっているという事は、エアコンで洗濯物は乾くの?という事が気になっているかもしれません。
エアコン工事業者である筆者が、解説していきます。
いきなり結論ですが、、、乾きます。
色々と注意点はありますが、エアコン冷房の仕組み上、部屋の湿度を下げる効果があるので、それによって洗濯物も乾きます。
きっと、エアコンで洗濯物を乾かしたい人は、夏場や梅雨時などのじめじめしている時に、『冷房と同時に乾燥出来たら便利では!?』と思っていたり、『逆に冷房の部屋で干したら乾かなくなる?』と心配している方だと思います。
どちらも問題ないのありません。冷房でも乾きます。
それでは、なぜ乾くのか?と乾かすポイントや注意点について解説していきます。
冷房でなぜ洗濯物が乾くの?
エアコンで冷房をかけると洗濯物が乾きやすいのは最初にお伝えした通りです。
しかし、一般的に、物を乾かそうと思ったら、温めるというイメージが強いはずです。
暖かい日に外に干した洗濯物や、ヘアドライヤーなど
これは、正しいです。温める事で水分を蒸発させる効果があります。
では、なぜ冷房は冷たい風が出るのに乾きやすくなるのか?を解説していきます。
お部屋の湿度が下がるから
なぜ冷房で洗濯物が乾きやすくなるのか?
それは、冷房を使うとお部屋の湿度(しつど)が下がるからです。
冷房で湿度が下がるメカニズム
冷房でお部屋の湿度が下がるのは、エアコンが空気中の水分を回収してくれるからです。
冷房をつけている時は、エアコンは常に結露による水が発生しています。
結露とは
結露とは、空気中の水分が冷やされて水になる事です。
わかりやすいのは、冷たいコップについた水滴です。
この結露が、エアコンで冷房を使っている時にも起きます。
上記が冷房を使っている時の流れです。
- 水分を含んだ空気がエアコンに吸い込まれる
- 空気が熱交換器で冷やされる
- 結露して水が発生する
- ドレンパンに落ちる
- ドレンホースを通って外に捨てる
最後に、冷たい乾いた風が出てきます。
つまり、
- お部屋の湿度が下がる
- 乾いた風がお部屋に流れる
この二つによって洗濯物を乾かす事につながります。
それでは、浴室乾燥機はいるのかの判断材料について見ていきましょう。
エアコンを使って洗濯物を乾かす方法
ここからは、実際にエアコンを使って洗濯物を乾かす方法についてです。
といっても、基本的には『冷房をかけている部屋に洗濯物を干す』だけです。
ただし、ポイントがいくつかあります。
ポイント
■洗濯物は離して干す
これは、普通の部屋干し一緒ですが、風の通りが悪いと洗濯物は乾きにくくなります。
なので、離して乾かしましょう。
■洗濯物に風を当てる
風を当ててあげないと、洗濯物の水分がなかなか無くなりません。
サーキュレーターや扇風機がある場合は洗濯物に風を当ててあげましょう。
DCモーターで静かで省エネサーキュレーター
エアコンの目の前に干せる場合はエアコンの風を直接当てても問題ありません。
※エアコンにハンガーをかけられる様になる商品も売られています。
■なるべく部屋を閉め切る
お部屋を閉め切る事も必要です。
冷房でせっかく湿度が下がっているお部屋なのに、ドアや窓が開いてたり、換気をよくしている部屋だとせっかく乾燥した空気が入れ替わってしまいます。
洗濯物を乾かすにはお部屋の空気を乾かすのが重要です。
これらのポイントを意識してもらえれば、冷房で洗濯物が乾くようになるので、是非ためしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はエアコンの冷房で洗濯物が乾くメカニズムと方法について解説しました。
冬の暖房はどうなの?
ちなみに、冬の暖房はどうなのか?
それについても、基本的には乾きやすくなります。
※原理については省略します。
エアコン自体のトラブルはありませんか?
今回の記事はエアコンを使用する前提でしたが、エアコンの動作は特に問題はありませんか?
各種トラブルについても別記事にしているので、もし思い当たる方は是非こちらもご覧ください。
例えばエアコンが汚れていたら、洗濯物に臭い移りしてしまうかもしれません。
エアコンクリーニングを頼む方法については、エアコンクリーニングで効きが悪い、カビ、臭いを解消する!で解説しています。
例えば、エアコンが壊れたり、効きが悪かったら、洗濯物の乾燥も十分にできません。
エアコンのトラブル全般については、【徹底解説】エアコンが故障?原因・費用・修理方法の総まとめで解説しています。